直圧式ブラスタ(とりあえずまとめ)

まるで企画物のように続いてきたサンドブラストネタですが、とりあえず実用になるようになりましたので一旦まとめます。
細かいことを言うときりがないのですが、素人がやる範囲のこととしてはこれで充分でしょう。
見た目綺麗にしたから何?って感じもしますが(カウルで隠れちゃうし)細かい所まで目が届くようになるれば、メンテナンスの役にも立つでしょう。きっと。

ブラストしたシリンダーです。

シリンダーなんかは比較的マスキングが簡単なのですが、クランクケースやカバーなんかは結構大変です。

また、事前に綺麗に清掃・脱脂が必要なので、結果的には丁寧にエンジンを組むことにつながると思います。
全景です。

以前紹介した物と比べて若干バージョンアップしています。
直圧式のタンクはその辺にあった木の板に固定しました。

以前は100均で買った植木鉢スタンドで固定していたのですが、一度ひっくり返してしまいまして、安定感のある方法に変更しました。

でも見た目の悪さは何とかならんかのう。
メディアの投入口です。

結構メディアの入れ替えとか面倒くさいです。

また、メディアを再利用する際には、ゴミとかが結構混ざっていますので、茶こしが便利です。
レギュレータも固定しています。

天候にも寄るけど、結構水がたまります。サンドブラストには欠かせません。
足は、アルミパイプを手曲げで端をつぶして板に固定しています。

せっかくキャスターを付けたのですが、パイプの曲げがうまくいかなかったので、真っ直ぐに転がってくれません。
お次は粉塵対策。

下に落ちたメディアを巻き上げないように、鉄のアングルで組んだ下駄を噛ませます。
下駄の上に置く物です。

網は100均のネットですが、黒く見える物体がミソです。
実は、農業用の育苗用のポット?

そこに穴が開いていて、落下したメディアは下に落ちますが、エアーを下向きに吹き付けても舞い上がらないような構造にしています。
これで下向きの粉塵対策は、ほぼ完璧です。
続いてノズル。

これは、ヤフオクで落札したセラミックノズル。やっぱり、専用の品は違います。

結構使っても、穴が広がりません。値段が少々お高いのが難点。
で、流用可能な物として見つけたのがステンレスのアンカーボルトです。

アンカーの先の方をグラインダーで落としてやって、芯を抜くと2.5ミリの綺麗な穴が開きます。

ニップルにタップを切ってやると、簡単に交換もできます。耐久性は若干劣りますが、単価が安いので当面はこれを使います。
続いて、粉塵対策2。

PC用のファンを流用しようと思っていたのですが、適当なACアダプタが見つからなかったので、以前購入してお蔵入りになっていた、水槽冷却用のファンを使いました。AC電源で使えます。
逆ファンネル!!

効果はそれなりにあるようです。

作業中はクリアな視界が確保されています。
結局、穴を開けてガラス窓をつけてしまいました。
ガラスは、すぐにすりガラスになってしまうので、手前にラップを挟むようにしてみました。

これが、この隙間からメディアがだだ漏れになってしまいます。

ガラスとの間をしっかりと閉じると、ラップがスムーズに送れないんですよね。

この辺はどっちをとるかです。
同じ大きさの衣装ケースを連結して、大物のブラストにも対処できるようにしました。

ただし、タンクが小さいので、いちいちメディアを入れるのが結構面倒です。

あと、メディアは消耗品ですね。繰り返して使うと「キレ」が無くなるのが実感できます。特にアルミナは、比較的早いサイクルで交換するのが望ましいです。


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