直圧式サンドブラスト考

 何とか形になった感のある自作サンドブラストですが、色々と課題もあります。
 DIYでやるには限度もありますが、時間もないので忘れてしまわないように覚え書きとして今後の課題を記しておきたいと思います。

まずはノズルについて。

こいつはエアーダスター用の先端径2φのノズル。素材は真鍮です。

強度的に不安はあったのですが、とりあえず試してみることに。
20分程度のテストの後、2.5ミリのドリル刃がすっぽりと入ってしまいました。

それだけ削れてしまったと言うことですね。ただ、この時点では、それほど作業効率に不便は感じていません。
ならば、と大物のブラストに挑戦したのですが、結果は惨敗。

圧が少ないとメディアの勢いが足りず、圧を高めても拡散するだけで、効率的な作業はできず、メディアを消費するばかりでした。

ノズルの直径は2.5ミリ程度が快適に作業をする限界と思えます。
最初にノズルの素材に考えたのが、ステンレスのキャップボルトでした。

キャップボルトなら、ボール盤がなくても簡単な治具を作ってやれば、上手くセンターに穴を開けてやれると思ったからです。
しかし結果は惨敗。ハイス鋼のドリル刃では、ステンレスに深い穴を掘ることができませんでした。

鉄のボルトなら行けそうな気もしますが、単価と耐久性の兼ね合いでしょう。

今後の検討が期待されます。

なお、本職(?)の方々が使っているのは超硬耐摩耗のセラミックノズルとか言う物らしいです。
ここからは、写真がないので文字ばかりになります。つまんない方は読み飛ばして下さい。

1.ブラストボックスについて

 このサイズの衣装ケースでは、少々高さが足りないと思われます。
 NSRに限って言うと、上はまだしも下のクランクケースは、向きを変えるたびにスイッチを切って蓋を開け、ひっくり返してから作業再開なんて感じで、効率が悪いです。
 同じサイズの衣装ケースを逆さまに取り付けるなどして、高さ方向を稼ぐ必要がありそうです。上のケースをひっくり返して重ねて収納すればコンパクトにできるしね。

2.粉塵対策について@

 やはり粉塵が相当でます。視界を遮って、作業に支障を来します。思った通り(笑)バスポンプ流用の排気ポンプは用をなしていないことがはっきりしたので、有効は排気対策を考えたいと思います。
 候補としては、PC用の冷却ファンをもう既に入手してあります。埃まみれのPCの中で動いているのだから、粉塵にもきっと強いことでしょう。期待大です。

3.粉塵対策についてA

 よく見かけるブラストボックスでは、底の方が大きな蟻地獄のようになっていて、そこから砂を回収するとともに、たまった砂をエアーで巻き上げないような工夫がされています。
 ですが、そこまで大きな装置になると完全にガレージの一角を占拠してしまう形となり機動性に欠けます。また、そうなると、排気に含まれる粉塵にも注意を払わねばならないこととなり(エンジンやキャブ等のパーツは埃を嫌いますからね)より一層装置が大がかりな物となってしまいます。
 そんな頻繁にする作業でもないので、気が向いた時に埃を気にせず屋外でパパッとやっちゃうのが目的なので、装置の大型化は避けたい所です。
 そこで、簀の子のような下駄を床に置いて、吹いたメディアは下に落ちるけれど、うっかりノズルを床へ向けてしまったりしても、たまったメディアが巻き上がらないような工夫が必要だと思います。実は腹案はあるのですが、少々お金がかかりそうなので、考え中。ホームセンターをうろうろしてみます。(笑

4.その他

 しょせんは素人がやっていること、考えていることなので、至らない所も多々あるかと思います。

 「かぁ〜見ちゃいられねぇや!!」と思われた方。何かアドバイス等あれば、画像掲示板の方へ書き込みをして頂けると大変嬉しいです(他力本願

 今後も完成を目指して試行錯誤を続けていきます。ネタがたまったらページにアップしますので、引き続きご愛顧下さい(m_m)


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